Safari 18

Safari 18 が9月16日にリリースされました。macOS 15, macOS Sonoma, macOS Ventura.でダウンロード可能です。

Safari 18 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-18-release-notes

セキュリティアップデート情報

https://support.apple.com/ja-jp/121241

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

気になる変更点

Added support for content-visibility. (117156105)

要素をレンダリングするかどうか制御するcontent-visibilityプロパティがサポートされました。

  • content-visibility: visibleでレンダリング
  • content-visibility: hiddenでレンダリングしない

CSSによるレンダリング制御によって、Webページのパフォーマンス向上が期待できます。

最後に

その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

Firefox 131

Firefox 131 が 10月1日にリリースされました。

Firefox 131 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

バックグランドのタブのプレビューが表示されるようになりました

今回のアップデートで、マウスをバックグラウンドのタブに重ねると、タブのプレビューが表示されるようになり、タブを切り替えずに目的のタブを見つけやすくなりました。

同じドメイン名のwebサイトを複数開いているときや、ミーティングなどで画面共有しているときはタブをスムーズに切り替えられて良いかもしれません。

また、この機能はデフォルトでONになっていますがSetting>General>Tabsの「Show an image preview when you hover on a tab」からON/OFF切り替えが可能です。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 10月 29 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 129

Google Chrome 129 の安定版が9月11日にリリースされました。

Chrome 129 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-129

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

Writer API と Rewriter API

AIを活用してコンテンツを作成しやすくなるようなAPIが増えてきました。これらのAPIは組み込みなのでローカルで処理することによる機密性の向上や実装の簡易化が期待できるので、今後LLMを独自に用意しなくてもさまざまなサイトで使用されるようになるかもしれません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2024年10月9日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 130

Firefox 130 が 9月3日にリリースされました。

Firefox 130 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした。

気になる変更点

Firefox Labsが追加

今回のアップデートで、 Firefoxの実験的な機能を試すことができる「Firefox Labs」が追加されました。

settings > Firefox Labsでアクセスできます。

現在は、

  • AI chatbot
  • Picture-in-Picture: auto-open on tab switch
  • Address Bar: show results during IME composition

の3つの実験的な機能が使えるようになっています。

AI chatbotを選択すると、どのchatbotを使用するか選択できるようになります。
ChatGPTを選択すると右側にChatGPTのページが表示されます。

新機能が手軽に試せる面白いアップデートだと思います。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 10月 1 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 128

Google Chrome 128 の安定版が8月20日にリリースされました。

Chrome 128 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-128?hl=ja

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

Bulit-in AI

大規模言語モデルであるGemini Nanoがchromeに組み込まれ、ローカルで実行することできるようになりました。(大規模言語モデル:膨大なデータを基に、文章の意味や文脈を理解して適切な文章を生成できるAI技術。たとえば、ChatGPTなど)

これによって、サーバーとの通信なしでAIを動かすことができるので、プライバシー性が高い情報を外に漏らさずにAIの力を借りることができます。また、多くのAIサービスではAPIを使用すると料金が発生しますが、そのコストも無くなります。

ローカルで利用できるLLMは今までもありましたが、どれもユーザがデバイスに合わせた環境構築をする必要がありました。しかし、ブラウザに組み込まれるということは、それが不要になります。開発者が気軽にAI機能を提供できる時代が近づいてきていると感じました。

まだ実験的な機能なので設定の有効化が必要ですが、stable版でも試すことができます。

使い方などは以下の公式ドキュメントをご参照ください。

https://docs.google.com/document/d/1VG8HIyz361zGduWgNG7R_R8Xkv0OOJ8b5C9QKeCjU0c/edit

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2024年9月17日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。