こんにちは。福岡です。
WebClassはクラウドサービスも行っています。そこで弊社でも稼働ステータスを監視しています。オンプレミスのサーバでご利用いただいている学校でも、学校でWebClassサーバの監視を何かしら行っているケースは多く、監視に関する質問を頂くこともあります。 OSのメトリクスは一般的なツールで取りやすいと思いますが、WebClass のアプリケーションに関するステータスはどう取ったらいいか、あまり情報を提供したことがなかったかもしれません。そこで、稼働状況を確認するのに使えそうな、 v11.6.0 のログイン画面の表示とHTTPステータスについてご案内します。
ログイン画面の表示のパターン
ここでは前提として、特にSSOの設定がないケースを想定しています。何かしらのSSOを設定していて、未認証の状態でログイン画面を開くと別のページに転送される環境は当てはまりません。
ログイン画面は以下の2つのパラメータで4つの表示のパターンを持っています。
- システムオプションのMAINTENANCE_MODE ON/OFF
- DB への正常な接続 Yes/No
正常時
通常は、次のようなログイン画面が表示されます。HTTP Status は200です。
メンテナンス中
メンテナンスモードに切り替えている間は、下図のようにメンテナンスモードのメッセージが表示されます。HTTP Status は 200 です。通常のユーザはログインできませんが、すでにログインしている人はまだ操作を続けることができます。
メンテナンス中でDB停止時
メンテナンスモードに切り替えていて、かつ DB に接続できない状態の場合は、表示が変わります。この状態では仮にログインしたままのユーザがいても、操作はできません。メンテナンスメッセージは1つしか設定できないのでそのまま表示されますが、ログインフォームは表示されなくなります。HTTP Statusは503 になります。
予定外のDBアクセス不可
もしメンテナンスモードでないときに DB にアクセスできないときは、以下の表示となります。HTTP Statusは500になります。
応答時間
上記はHTTPレスポンスが帰ってくるケースになりますので、Webサーバがリクエストを受け取って応答可能な状態です。
ログイン画面の応答時間で負荷状況もだいたいはわかるかもしれませんが、サービスが実質利用可能かどうかはコースの教材一覧やテストの画面の速度が問題になります。