Firefox 135

Firefox 135 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

HTTP/3 のポスト量子鍵交換メカニズム (mlkem768x25519) のサポートが追加されました。

研究されている量子コンピュータの実用化に向けて環境が整えられているようです。セキュリティに関しては既存のものが実用にたえなくなることが予想されていたので、こういった取り組みが進むと量子コンピュータの実用化がまた一歩近くなったような気がします。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 3 月 4 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 133

Google Chrome 133 の安定版が1月29日にリリースされました。

Chrome 133 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/chrome-133-beta?hl=ja

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

CSSのattr()関数がcontentプロパティ以外でも使用可能に

これまで、contentプロパティのみで使用可能だったattr()関数が、全てのCSSプロパティで使用可能になりました。

attr()関数を利用することで、HTMLに記述した属性値をCSSで使用できるようになります。

<style>
  div {
     background-color: attr(data-foo type(<color>), red);
  }
</style>
<div data-foo="blue">test</div>

上記のコードだと、div要素にスタイルされているにdata-foo属性をにパースして、CSSで使用しています。

JavascriptでしかできなかったことがCSSでできるようになります。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年2月26日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 132

Google Chrome 132 の安定版が1月14日にリリースされました。

Chrome 132 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/release-notes/132?hl=ja

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

File System Access API

File System Access API によって、これまでネイティブアプリ上でしか行えなかったファイルを直接扱うという操作を Web アプリでも行えるようになります。

これまでは、ブラウザ上でローカルファイルを編集する場合、毎回ユーザーにファイルを選択してアップロードしてもらう必要がありました。編集完了後も「ダウンロード」扱いで別ファイルとして保存されるため、元のファイルを書き換えることができませんでした。ですが、File System Access APIによって、一度ユーザが編集したいファイルを選択すれば、そのファイルをWebアプリ上で直接開いて操作し、上書き保存できるようになります。さらに、もう一度編集したい時は「最近開いたファイル」からすぐに開くことができるので、操作が簡略化されます。

つまり、ドキュメントや画像を編集するようなWebアプリが、ペイントやメモ帳、Wordに近い使用感で使えるようになるということです。ユーザ体験を大きく変える機能なので、なかなか面白いと感じました。

現在、ブラウザごとに機能の対応状況にはばらつきがあるようです。

詳しくは以下のドキュメントをご覧ください。

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/File_System_API#%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%BA%92%E6%8F%9B%E6%80%A7

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年2月4日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 133

Firefox 133 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

他のデバイスのタブを表示するためのサイドバーを、タブオーバービューメニューから開くことができるようになりました。

スマホやPCからのタブをお互いのデバイスで開く機能は他のブラウザにもありますが、Chromeと比べるとクリック数が少なくなるので、頻繁に複数のデバイスを持ち替える方はFirefoxの方が便利になったかもしれません。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 1月 7 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

WebAPIの利用手順書

概要

このドキュメントは、WebClass の WebAPI の利用手順について記載します。
WebClassで利用できるWebAPIの詳細ついては以下のドキュメントをご覧ください。

WebClass APIドキュメント

WebAPI の有効化


WebAPI を利用するには、事前に WebClass に ClientIDトークン取得用認証キー を設定する必要があります。この設定はサポートが行いますので、ClientID を指定してください。

  • ClientID は、API を利用するシステムを識別するためのものです。
  • URL または英数字の文字列を使用します。

    : https://some.existing.service/

サポートが認証キーを生成し、ClientID と一緒に登録します。登録後、認証キーを通知します。

トークンの取得


ClientIDトークン取得用認証キー を使用してアクセストークンを取得します。

Form形式の場合

curl -X POST https://your.webclass.site/webclass/api.php/auth/token \
  -H "Content-Type: application/x-www-form-urlencoded" \
  -d "client_id=YOUR-CLIENT-ID&key=YOUR-SECRET-KEY"

JSON形式の場合 (WebClass v12 以降)

curl -X POST https://your.webclass.site/webclass/api.php/auth/token \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"client_id":"YOUR-CLIENT-ID", "key":"YOUR-SECRET-KEY"}'

レスポンス例

{
  "result": "OK",
  "token": "xxxxxxxxxx"
}

API の利用


取得したトークンを Bearer ヘッダー に設定して API を呼び出します。

教材の成績データ取得API の例

:contents_id はデータを取り出す教材 ID に置き換えます。

curl -X GET https://your.webclass.site/webclass/api.php/rest/contents/:contents_id/scores \
  -H "Authorization: Bearer xxxxxxxx"

利用例


WebAPIの利用例として、ユーザ登録APIとコースユーザ登録APIの利用方法を紹介します。

ユーザ登録


ユーザ登録 API を利用して、新しいユーザを登録します。

  • メソッド: POST
  • Content-Type: application/json

ユーザ登録 API エンドポイント

https://サーバホスト/webclass/api.php/rest/user

送信データ例

{
  "user_id": "id000001",
  "fullname": "鈴木 先生",
  "email": "suzukisensei@example.com",
  "perm": "1",
  "student_id": "2022000001",
  "login_id": "extid000001"
}

返却データ例

{
  "result": "Registration successful. user_id <id000001> added."
}

コースユーザ登録


コースユーザ登録 API を利用して、コースにユーザを登録します。

  • メソッド: POST
  • Content-Type: application/json

コースユーザ登録 API エンドポイント

https://サーバホスト/webclass/api.php/rest/course/APITestCourse/member

送信データ例

{
  "user_id": "id000001",
  "course_perm": "0"
}

返却データ例

{
  "result": "Registration successful. user_id <id000001> added."
}