RHEL8がリリースされたようです。
いつも通り、評価版は期限付きで無料で試せるようです。
v7 からの違いをまとめたブログ記事を見つけました。
ntp パッケージが消えて chrony に統一されたり、出来たと思ったところの firewald が早くも消えたりと、また変化がありますね。
CentOS については、まだ v8 のアナウンスはありません。いつも少し遅れて出てきます。
Server OS Lifecycle
RHEL
RHEL のバージョンとサポート状況はこんな感じです。
いろいろフェーズがありますが、WebClass がサポートを続けるのは Maintenance Support 2 までです。この後のEnd of Extended Life-cycle Support フェーズは、RHELのサポートサイト上でドキュメント等は残っていますが、セキュリティ修正も提供されないフェーズです。RHEL6 はEnd of Maintenance Support 2 の期限が 2020/11/30 までとなっています。
WebClass についてはこれ以降は RHEL6 を考慮した実装やテストは行いません。また、実際の利用状況や、技術的な状況を加味して早めに切り上げることもあります。
Debian
Debian は2年の周期でメジャーバージョンが上がります。メジャーバージョンが1つ古くなってから1年は通常のサポートに含まれます。つまり、メジャーバージョンがリリースされてからだいたい3年のサポート期間があります。
その後は LTS (Long term support) が2年カバーします。
つまり、最長で5年程度のサポート期間があります。
現在カレントバージョンである Debian9 は 2022年6月末まで、1つ前の Debian 8 は 2020年6月末までとなります。
Debian は apt システムによりメジャーバージョンのアップグレードが可能です。入れ直しを必要としないので、あまりLTSをあてにしすぎずにアップデートしていくことを考えています。
いずれにせよ、WebClass は LTS の切れたバージョンはサポート外としています。
WebClass の対応
RHEL8 にはまだ対応していませんが、対応させていきます。ただし、現時点ではまだ具体的な予定日等は確定していません。
一方で、OS ベンダーの方でサポート切れになっている OS もまた、WebClass のサポートから外れていきます。
稼働しているシステムの更新・アップデートについて
WebClass もだんだんと大学の授業で広く使っていただけるようになり、サービスの停止時間を確保することが難しくなってきている学校もあります。
一方で、安心して利用し続けていただくためにも現在の技術動向に対応していったり、セキュリティアップデート等のメンテナンスは必要になります。
やりくりの難しいところもあるとは思いますが、システム管理者や利用者の方々と協力して、維持していけたらと思います。