4月の授業スタートに向けたWebClassの対応

こんにちは。福岡です。

多くの大学では、授業開始を4月20日頃に遅らせる予定となっているようです。この調整はコロナウイルスの影響回避というよりは、対面授業が当面できないことを考慮し、動画や自習など対面授業を避けた授業の行方を準備するための期間という位置づけと思います。

私たちの対応予定についてアナウンスします。

4月の対応予定

  1. 元々進行していた春の設定作業等は、やり切ります
  2. 4月17日ころ、緊急のパッチリリースする予定です

授業開始に関する現状認識

WebClassを利用いただいている大学におかれましては、学生が自宅等から授業を受けるにあたり、WebClass のあらためての活用を検討いただいているところが多く、サーバスペックから利用方法に至るまで多数お問い合わせいただいています。

学校によってそれぞれ予定はあると思いますが、弊社としては4月20日を授業が始まる日、準備の期限と設定し、そこを目指して最初の対応をしていきます。

現在の弊社サポート・開発対応状況

弊社でも感染予防のため、在宅勤務推奨とし通勤が必要な場合もオフピークにずらし、出張等の外出も基本的には避けています。弊社スタッフが健康で安心して毎日を暮らせることは、WebClass の利用支援を提供する上でまず絶対的に必要なことと考えています。

その上でご依頼やご相談に対応していきますが、WebClass の利用に関する技術的な情報のほか、利用校よりいただいた情報や質問等も勘案しながらアナウンス等発信していきます。

パッチリリースについて

遠隔での授業利用を出来る限り支援すべく、20日の授業開始までに出来る限りのWebClassの機能調整はしたいと思います。

以下を予定しています。

  • コースもしくは先生の単位で LTI 連携できる機能の実装
  • チャットやレポート課題関連の機能調整

LTI 連携について

現在寄せられている質問で、動画に関連したものが多くなっています。授業を動画としてオンライン配信できないか、というものです。

WebClass では HLS という擬似ストリーミング配信機能を持っていますが、現在導入いただいている WebClass サーバは、多くの大学では本格的に授業の動画配信を行うことまでを考慮して同時アクセス耐性やハードディスク容量を確保していないと思います。

そこで、外部の動画サービスやテレビ会議システムがうまく使えるなら、サーバの容量の面や先生方が動画を用意する手間の面でメリットがあると考えています。例えば、Zoom.us への連携は以下の事前調査を行いました。

https://webclass.jp/blog/2020/03/18/lti-integration-with-zoom-us/

先生も学生も、手元の無料アカウントですぐに使えるようにするため、コースや先生の単位でLTI連携ができるように拡張することで、Zoom.us に限らずいろんなツールを柔軟に活かしていただけると考えています。

チャットやレポート課題関連の機能調整

もし仮に、動画配信やテレビ会議での授業配信を行うことができたとして、実際に90分授業を映像で準備するのも学生が見るのも、かなりしんどいと思います。また、それを学生が1日に3つ4つ連続で見るというのは、かなり酷なのではないでしょうか。

動画を使うとしても、必ず補助ツールが必要になると思います。出席やアンケート、チャット、レポート課題等がすぐ使っていただけるツールになると思いますが、そのうちチャットとレポートについて、調整を行って使いやすくします。