Chrome 84

Chrome 84 が7月14日にリリースされました。

Chrome 84 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://www.chromestatus.com/features/schedule

今回の変更点のうち WebClass に関係があるものは以下の通りです。

Pickup for WebClass

TLS 1.0, 1.1 でページを開くと警告が表示されるよう変更

Firefox に続き、Chrome でもTLS 1.0 と TLS 1.1 を利用時に警告が表示されるようになりました。

https ページ内で http を利用したダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう変更

Chrome では、http のブロックを進めています。その一環として、今回 https ページであっても http リソースをダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう修正されました。

WebClass では https ページ内で http リソースをダウンロードすることはないため、問題ありません。

今後の Chrome のリリースについて

次回は 8/25 のリリース予定です。
https://www.chromestatus.com/features/schedule
その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。
https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases

Does size matter?

画像サイズを手早く取得したい (in Mac)

小ネタです。

HTML とそこからリンクされた画像ファイルが沢山あって、画像ピクセルサイズを調べて HTML に書き込んでいく必要があったんです。(これ対策。)

どこまで簡略化できるか考えた結果、Automator を利用して以下の手順になりました。

  1. Finder 上で画像を選択しショートカットキーを押すと、サイズがクリップボードに入る
  2. HTML にペースト

サイズ自動挿入とまではいけませんが、まあまあ手軽になったんじゃないでしょうか。どうやったかシェアします。

ImageMagick インストール

コマンドラインで画像サイズを取得するので、ImageMagick をインストール。
file コマンドの結果をパースしてもいいんですが、楽な方でいきます。

$ brew install imagemagick

すると identity コマンドがインストールされているはず。

$ identify -format 'width=%w,height=%h' image.jpg
width=600,height=600% 

Automator でコンテキストメニュー追加

  1. Automator 起動。
  2. ⌘ + N で新規作成。
  3. "Quick Action" を選択して Choose。Quick Action
  4. 右パネルで、Workflow receives current "image files" in Finder を選択。
  5. 左パネルの検索欄に "Run Shell Script" と入力すると出てくる "Run Shell Script" をダブルクリック。
  6. Pass input を "as arguments" に変更。
  7. コマンドに以下のように入力。フォーマットは自由に変更できます。
    for f in "$@"
    do
    /usr/local/bin/identify -format 'width=%w,height=%h' "$f" | pbcopy
    done

    Script

  8. ⌘ + S で保存、"Copy image size" と名前をつける。

ここまで上手く行ったか確認してみましょう。Finder 上で画像ファイルを右クリックし、"Quick Action" に "Copy image size" が出るでしょうか?
選択した後、どこかテキスト入力欄で ⌘ + V を押してペーストしてみてください。width=600,height=600 みたいな文字が入力されれば成功です。

ショートカットキー設定

右クリックメニューから選択するのはだるいので、ショートカットキーを設定します。

  1. システム設定を開く。
  2. Keyboard > Shortcuts を開く。
  3. Services の中にある "Copy image size" を選択。
  4. "Add Shortcut" を押して設定したいキー(自分は ⌘ + Ctrl + Shift + C にしました)を入力。

以上で設定完了です。

使い方

Finderで画像ファイルを選び、設定したショートカットキーを入力すると、画像サイズがクリップボードに入り、ペーストできます。
ま、それだけです。

まとめ

Mac ユーザーでも Automator って中々知る機会がない気がしますがどうでしょう。
いざ有効活用できる機会が来た時に存在を思い出せる程度には記憶にとどめておきたい。
実際のところ、HTML と実ファイルの対応関係を認識している IDE だったら、自動的に HTML を更新できるんじゃないか、IDE のプラグインを作れば良いんじゃないかと思っていますが、また時間のある時に試してみます。

Firefox 78

Firefox Desktop Browser 78 が6月30日にリリースされました。

Relase notes

Firefox 78 release notes

Firefox 78 release notes for developers

Site compatibility

Pickup for WebClass

macOS 10.9, 10.10, 10.11 のサポートはこのバージョンで終了

https://blog.mozilla.org/futurereleases/2020/06/23/update-on-firefox-support-for-macos-10-9-10-10-and-10-11/

macOS がアップデートできない場合、以降は Firefox ESR をご利用になったほうが良いでしょう。

TLS 1.0, 1.1 でページを開こうとするとエラーが表示される

以前から WebClass のユーザー校様の環境では TLS 1.2 以降を有効にするよう進めてきました。まだ有効にしていない環境がないか確認しています。

7/3 追記

まだ有効になっていない学校様に順次ご連絡しますので、ご対応お願い致します。

今後の Firefox のリリースについて

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 83

Chrome 83 が5月19日にリリースされました。少しレビューが遅れました。

Chrome 83 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。
https://www.chromestatus.com/features/schedule
今回の変更点のうち WebClass に影響があるものは少ないです。

Pickup for WebClass

display プロパティの以下のキーワードが button タグで機能するようになりました。

  • inline-grid
  • gird
  • inline-flex
  • flex

WebClass でも flex でレイアウトしている画面がありますが、調査した結果、影響はありませんでした。

今後の Chrome のリリースについて

次回は 7/14 のリリース予定です。
https://www.chromestatus.com/features/schedule
その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。
https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases

Firefox 77

Firefox Desktop Browser 77 が6月2日にリリースされました。

Firefox 77 Relase note

Firefox 77 release note
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/77.0/releasenotes/

Firefox 77 release note for developers
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Firefox/Releases/77

Site compatibility
https://www.fxsitecompat.dev/en-CA/versions/77/

Pickup for webclass

JPEGがExif情報に従って回転して表示されるようになった

Chromeでは先行してExifの回転情報が優先されるようになっていたそうなので、ChromeとFirefoxで表示されるJPEGの向きが異なることがある状況だったのかもしれません。WebClassにアップロードした画像の向きがおかしい場合は、Exif情報を確認してみるといいでしょう。

HTML<input> <textarea>タグのmaxlength属性を使用している入力欄に、その長さを超える文がペーストされた時に、過剰分が自動削除されないようになった

WebClassの画面では、少なくとも、アカウント情報パスワード入力欄に影響していることが分かっています。maxlengthを超えた文字列をペーストすると画面表示がおかしくなります。その他の画面への影響とあわせて対策を検討しているところです。

2020/6/9 追記

アカウント情報画面以外には特に影響ないことを確認しました。

今後の Firefox のリリースについて

https://wiki.mozilla.org/Release_Management/Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases