Google Chrome 119

Google Chrome 119 が10月25日にリリースされました。

Chrome 119 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-119

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

Cookie Expires/Max-Age attribute upper limit for prior storage

Chrome104で新しく作成されるCookieの有効期限の上限値が400日になりましたが、今回の変更で既に保存されているCookieに対しても、400日を超えるものには自動で400日に変更されるようになりました。WebClassでは400日以上の有効期限のCookieを設定しないため、この変更は影響がありません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年11月29日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 112

Google Chrome 112 が3月29日にリリースされました。

Chrome 112 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-112/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

CSS Nesting

CSSでネスト(入れ子)ができるようになりました。これにより、セレクタを繰り返して記述する必要性が減り、可読性や保守性を向上させることができます。これまでは、ネストを使うにはSassを使う必要がありました。従来の記述方法からどう変わるか、どのように活用できるかについて、詳しくはこちらを参照してください。

なお、CSS Nestingに現在対応しているブラウザは Chrome と Safari Technology Preview のみです。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年4月26日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Windows 11

Windows 11 が10月にリリースされました。
WebClassへの影響に関する調査結果としては、WebClassの推奨ブラウザであるMicrosoft Edge, Google Chrome, FireFoxに関して、Windows 11 でもインストール可能であり、大きな変更もありませんでした。
また、WebClassの基本的な操作や表示についても問題はありませんでした。
そのため、Windows 11 へのアップグレード後もこれまで通りWebClassを使用することできます。

Release notes

更新履歴は以下です
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/windows-11-%E6%9B%B4%E6%96%B0%E5%B1%A5%E6%AD%B4-a19cd327-b57f-44b9-84e0-26ced7109ba9

新機能については以下のページで紹介されています
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/whats-new/windows-11-whats-new

システム要件は以下です
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/whats-new/windows-11-requirements

気になった変更点

WebClassへの直接の影響は無いですが、いくつか気になった変更点を説明します。

Internet Explorerの廃止

Windows 11 では、 Internet Explorer 11は標準でインストールされておらず、新たにインストールすることも出来ませんでした。

TPM 2.0が必須になった

Windows 11のシステム要件として、 PCが TPM 2.0 に対応していることが新たに追加されました。また、TPM 2.0 に対応していてもそれを有効にする設定になっていないとWindows 11へアップグレードすることはできません。

お使いのPCがWindow 11 のシステム要件を満たすかどうかをチェックするアプリが以下のページからダウンロード可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11#pchealthcheck

以下のページでは、TPM 2.0 を有効にする方法について説明されています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/pc-%E3%81%A7-tpm-2-0-%E3%82%92%E6%9C%89%E5%8A%B9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B-1fd5a332-360d-4f46-a1e7-ae6b0c90645c

エクスプローラーのホームタブがシンプルになった

エクスプローラーにて、ファイルを扱う基本操作を行う「ホーム」タブがシンプルになりました。
よく使われる操作のみが常時表示されており、Windows 10 と比べて、文字での説明もほとんどなくなっています。

Windows 11
WIndows 11のエクスプローラー

Windows 10
Windows 10 のエクスプローラー

デフォルトブラウザの変更方法が複雑になった

Windows 11では、デフォルトのブラウザを変更する場合、「設定」→「アプリ」→「規定のアプリ」と選択し、さらにファイル形式(HTM, HTMLなど)や通信プロトコル(HTTP, HTTPSなど)に対して1つずつデフォルトのブラウザを選択していく必要があります。
Windows 10 では、「Webブラウザー」という項目で一括で設定することができました。

Windows 11 のデフォルトブラウザの設定画面
デフォルトのブラウザ設定

まとめ

Windows 11の変更点に関して、WebClassへの直接の影響は無いですが、
人によっては、アップグレード前にTPM 2.0の有効化が必要であったり、アップグレード後のデフォルトブラウザの変更方法が変わっているため注意が必要となっています。