Chrome113

Google Chrome 113 の安定版が5月2日にリリースされました。

Chrome 113 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-113/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

WebGPUが利用可能に

JavaScriptのWebGPU APIが利用可能になりました。これにより、ブラウザ上でのGPUを用いた2次元や3次元の画像のレンダリングがより高速になるだけでなく、機械学習を利用するWebアプリケーションの実装も可能となります。

詳しくは以下のリンクを参照してください。

https://developer.chrome.com/blog/webgpu-release/

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年5月30日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

修学カルテの新機能をご紹介します (WebClass v11.14.1)

WebClass v11.14.1 がリリースされます。修学カルテに追加される新機能について、用例とともにご紹介します。

ルーブリックに初期値を設定できるようになった

ルーブリックの各行に対して、初期値を設定できるようになりました。以下のように、<dimension>タグにdefault属性を設定します。

<field_template id="cook" type="rubric" title="調理実践" >
  <rubric>
    <rubric_header>
      <level value="0"/>
      <level value="1"/>
      <level value="2"/>
      <level value="3"/>
      <level value="4"/>
    </rubric_header>
    <dimension
        id="cut"
        title="切る"
        description="切り方の習熟度合を評価します"
        default="2">
      <option level="0">まったくできなかった</option>
      <option level="1">あまりできなかった</option>
      <option level="2">ふつう</option>
      <option level="3">少しできた</option>
      <option level="4">よくできた</option>
    </dimension>
  </rubric>
</field_template>

<mark-complete>タグに親子関係を設定して、複数カードの「済」と「未」のステータスを一度に変更できるようになった

<mark-complete>は、カード上部に完了ボタンを設置する機能です。

<static_card id="grade1" title="1年次" edit-protect-target="false">
     <mark-complete id="complete" title="全課程修了" complete-target="self" edit-auth="self"></mark-complete>
     <field id="cook" ref="cook"></field>
</static_card>

完了ボタンをクリックすると、完了状態に切り替わります。

アドバイザーからは、どの学生が完了状態になっているかが一覧で確認できます。

今回の機能追加で、<mark-complete>下に<child>を設定することで、一つの完了ボタンを押すと、同時に他のカードの完了ボタンも一括でステータスが変わるようになりました。

記述式の入力欄でform_type=texareaのとき、初期の行数の高さを設定できるようになった

テキスト入力欄の行数(高さ)を、rows属性で設定できます。

<field_template
  id="summarize"
  type="text"
  form_type="textarea"
  title="総括"
  edit-auth="self"
  rows="20" ></field_template>

Firefox 112

Firefox 112 が 4月11日にリリースされました。

Firefox 112 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClass に影響はありません。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 5 月 9 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 112

Google Chrome 112 が3月29日にリリースされました。

Chrome 112 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-112/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

CSS Nesting

CSSでネスト(入れ子)ができるようになりました。これにより、セレクタを繰り返して記述する必要性が減り、可読性や保守性を向上させることができます。これまでは、ネストを使うにはSassを使う必要がありました。従来の記述方法からどう変わるか、どのように活用できるかについて、詳しくはこちらを参照してください。

なお、CSS Nestingに現在対応しているブラウザは Chrome と Safari Technology Preview のみです。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年4月26日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Safari 16.4

Safari 16.4 が3月28日にリリースされました。

Safari 16.4 Release Notes

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-16_4-release-notes

Pickup for WebClass

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

気になる変更点

矢印キーを押下してスクロールした際の動作に変更がありました。

  • Safari 16.3

  • Safari 16.4

滑らかにスクロールされるようになり、スワイプと近い操作感が得られるようになりました。

最後に

その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。