ブラウザ拡張機能によってマニュアルページを開けないことがある

普段 Google Chrome を使用しています。今日、WebClass マニュアルページを開けなくなっていることに気づきました。

マニュアルリンク

この「マニュアル」をクリックすると、一瞬ウィンドウが表示されますが、すぐに消えてしまいます。

調査してみた結果、原因は、自分が使用している Chrome 拡張機能 (AdBlock) にあることが分かりました。この拡張機能を無効にすることで問題は解決しました。

似たような症状に困った方は、自身の利用している拡張機能を確認してみてください。拡張機能を無効にする方法はこちらにあります。
Google Chrome: 拡張機能をインストールして管理する

Firefox 79

Firefox Desktop Browser 79 が7月28日にリリースされました。

Relase notes

Firefox 79 release notes

Firefox 79 release notes for developers

Site compatibility

Pickup for WebClass

<a> <area> タグで target="_black" を指定している場合、 rel="noopener" を指定した時と同様の挙動をするようになった

参照: 「Firefox 79」からtarget=“_blank”なリンクの挙動が変更、より安全な仕様に

今後の Firefox のリリースについて

Firefox Release Calendar

Chrome 84

Chrome 84 が7月14日にリリースされました。

Chrome 84 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://www.chromestatus.com/features/schedule

今回の変更点のうち WebClass に関係があるものは以下の通りです。

Pickup for WebClass

TLS 1.0, 1.1 でページを開くと警告が表示されるよう変更

Firefox に続き、Chrome でもTLS 1.0 と TLS 1.1 を利用時に警告が表示されるようになりました。

https ページ内で http を利用したダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう変更

Chrome では、http のブロックを進めています。その一環として、今回 https ページであっても http リソースをダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう修正されました。

WebClass では https ページ内で http リソースをダウンロードすることはないため、問題ありません。

今後の Chrome のリリースについて

次回は 8/25 のリリース予定です。
https://www.chromestatus.com/features/schedule
その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。
https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases

Does size matter?

画像サイズを手早く取得したい (in Mac)

小ネタです。

HTML とそこからリンクされた画像ファイルが沢山あって、画像ピクセルサイズを調べて HTML に書き込んでいく必要があったんです。(これ対策。)

どこまで簡略化できるか考えた結果、Automator を利用して以下の手順になりました。

  1. Finder 上で画像を選択しショートカットキーを押すと、サイズがクリップボードに入る
  2. HTML にペースト

サイズ自動挿入とまではいけませんが、まあまあ手軽になったんじゃないでしょうか。どうやったかシェアします。

ImageMagick インストール

コマンドラインで画像サイズを取得するので、ImageMagick をインストール。
file コマンドの結果をパースしてもいいんですが、楽な方でいきます。

$ brew install imagemagick

すると identity コマンドがインストールされているはず。

$ identify -format 'width=%w,height=%h' image.jpg
width=600,height=600% 

Automator でコンテキストメニュー追加

  1. Automator 起動。
  2. ⌘ + N で新規作成。
  3. "Quick Action" を選択して Choose。Quick Action
  4. 右パネルで、Workflow receives current "image files" in Finder を選択。
  5. 左パネルの検索欄に "Run Shell Script" と入力すると出てくる "Run Shell Script" をダブルクリック。
  6. Pass input を "as arguments" に変更。
  7. コマンドに以下のように入力。フォーマットは自由に変更できます。
    for f in "$@"
    do
    /usr/local/bin/identify -format 'width=%w,height=%h' "$f" | pbcopy
    done

    Script

  8. ⌘ + S で保存、"Copy image size" と名前をつける。

ここまで上手く行ったか確認してみましょう。Finder 上で画像ファイルを右クリックし、"Quick Action" に "Copy image size" が出るでしょうか?
選択した後、どこかテキスト入力欄で ⌘ + V を押してペーストしてみてください。width=600,height=600 みたいな文字が入力されれば成功です。

ショートカットキー設定

右クリックメニューから選択するのはだるいので、ショートカットキーを設定します。

  1. システム設定を開く。
  2. Keyboard > Shortcuts を開く。
  3. Services の中にある "Copy image size" を選択。
  4. "Add Shortcut" を押して設定したいキー(自分は ⌘ + Ctrl + Shift + C にしました)を入力。

以上で設定完了です。

使い方

Finderで画像ファイルを選び、設定したショートカットキーを入力すると、画像サイズがクリップボードに入り、ペーストできます。
ま、それだけです。

まとめ

Mac ユーザーでも Automator って中々知る機会がない気がしますがどうでしょう。
いざ有効活用できる機会が来た時に存在を思い出せる程度には記憶にとどめておきたい。
実際のところ、HTML と実ファイルの対応関係を認識している IDE だったら、自動的に HTML を更新できるんじゃないか、IDE のプラグインを作れば良いんじゃないかと思っていますが、また時間のある時に試してみます。

アップロードするファイルの事前チェックと、Chrome+Android+GoogleDrive の問題

こんにちは。福岡です。

ファイルをアップロードする時、制限されているファイルをアップロードしようとするのはシステムとして負荷もかかるので、できる限り「正しく」使って欲しいところです。一方で、「正しい」とはどんな条件をいうのかユーザが必ずしも認識できていないことはあり得るし、細かく注意書きを書けば書くほど読まれなくなります。そこで、Javascriptを使ってアップロードする前にファイルを検査する方法を探っています。

これは、今日では Javascript から Fie API を使って簡単にできるようになっています。制限サイズを超えていないか、拡張子のレベルで形式が合っているか、くらいはすぐにできます。

例えば以下の資料があります。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/File/Using_files_from_web_applications

WebClassでも、レポートファイルのアップロードでこれらを使ったチェックをやろうと思ったのがv11.8.2でした。が、問題が見つかって急遽キャンセルしたのがv11.8.2−2でした。

ほとんどの環境で動作していたのですが、Chrome + Android の環境で、Google Drive のファイルを指定してアップロードしようとする際に問題がありました。なぜか、アップロード前にJavascriptでファイルのチェックをすると、アップロードができなくなってしまいます。最近は学生もクラウドドライブ経由でレポート提出することも多いので、余計な混乱の元になりそうだったために元に戻してあります。

この問題は Chromium に報告してあり、現在、再現可能な問題として認識され、より詳細な調査をしよう、というステータスです。

https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=1102021

早く治るといいなぁ。