こんにちは。福岡です。
webclass.jp のサイトを構築するにあたり、どれくらいアクセスが来ているか見れた方が面白いだろうなと思い、まだ誰も人が見に来てもいないのに今からアクセス解析ツールを入れてみました。
ぼんやり知っている範囲で解析ツールを振り返りました。だいたいこんな感じと思います。
- HTTPサーバアクセスログを使う
- CMS等の独自のアクセス記録を使う
- Webページ内にデータ収集ツールのスクリプトリンクを仕込む
1. HTTPサーバアクセスログ
昔ながらのテキストベースのログファイルに書き出している場合は、昔ながらのツールを使って解析できます。 最近では Apache のログを直接DBに送るモジュールもあったりします。 例えばHTTPサーバが分散している場合にある程度リアルタイムな集計を出すには、何かしらこのようなやり方を組み合わせないとしんどいと思います。特にアクセス量が多いと、集計処理を外出ししないとWebサービスに影響を与えます。
枯れた技術で今ではあまり話題にも上りませんが、例えばダウンロードファイルのアクセス集計など、 データ容量やサーバ性能に近いところでの分析を考えれば手堅いやり方と思います。
awstats はcgi として動作して結果をWebで確認できます。ログの量があまり多くなければ結構使えると思います。
2. CMS等のアクセス記録
CMSの構造にかなった形でデータを取得できたり、集計ツールがCMSにあるかもしれません。アカウント管理の仕組みがあれば、ページビューだけでなくアカウントの単位での利用データがきれいに出せると思います。もしくはツールに応じて利用状況を把握するための専用の集計機能が用意されていれば、アクセスログのパターンをプログラムするような必要はありません。
ですが、CMSを使っていなかったり、CMSに思った通りの記録・集計ツールがない場合は他のやり方で補う必要があります。もちろんHTTPサーバアクセスログもそうですが、Google Analytics のようなツールを仕込むための機能があるものも多いと思います。。このWordpressもそうです。
3. Webページにデータ収集ツールを仕込む
「Google Analytics」や国産の「忍者ツールズ」等があります。HTTPサーバ設定などが不要でWebページに仕込むだけで分析でき、サーバの物理的構成を無視して純粋にユーザから見たWebページへのアクセス等が分析できます。
専用サービスなだけあって、分析ツールも作りこまれていると思います。Apache のログや CMS の記録をもっと細かく分析したいと思ったとき、自力で同じことをしようとおもったらかなり大変だと思います。
ただし、この手のサービスは主にWebマーケティングのための分析を意識しています。利用者は広告・検索等から好きなところに入ってきて自由に行動できるWebサービスの中で、どんな行動をしているかを分析します。たとえばプロジェクト管理ツールのようなサイトでは、PRサイトでは有効かもしれませんが、ツールの中では分析サービスの機能がマッチしないこともあるかもしれません。
組み合わせ
上記の3パターンは、たいてい組み合わせたり、必要に応じて全部やることもあると思います。このサイトでも awstats を入れてみました。そのうち Google Analytics あたりもこちらに仕込んでみようと思います。
WebClass に関しても、利用いただいている多くの学校の管理者の方が利用状況を気にされているようです。それだけ真剣に選んで利用いただいているからだと思います。
利用動向に応じて改善や提案をしていけるよう、私たちも手元で試行錯誤をしていきたいと思います。