Firefox 137

Firefox 137 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

Firefox NightlyでTemporal APIがデフォルトで有効になりました

これまでJavaScriptでは Date オブジェクトを使って日付や時刻を扱ってきましたが、このオブジェクトには設計上の欠陥など問題がありました。特にタイムゾーンの扱いが不十分で、ローカルタイムとUTCしかサポートされないなど、柔軟な時間操作には不向きな場面も多くありました。

次世代の日時APIである Temporal API は、

  • 柔軟で正確な日付・時間の計算機能
  • 明確で誤解の少ない構文
  • 複数のタイムゾーンやカレンダー(和暦など)のサポート

など、豊富な機能を持つ、強力なAPIです。近い将来、標準化されると思われるので、他のブラウザも含め、今後の動向に注目したいです。

参考:https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Temporal

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 4月29日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。