Chrome 131

Google Chrome 131 の安定版が11月6日にリリースされました。

Chrome 131 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/chrome-131-beta

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

Summarizer API と Translator API

GoogleのLLMを活用したAPIがChrome129に続き追加されました。これらのAPIはローカルにダウンロードされたモデルを使用して、ページの要約や翻訳などの機能を提供します。開発者は、独自のLLMを用意する必要がなく、簡単に高性能なLLMを使ったwebサービスを提供できるようになります。一方で、ローカルにモデルをダウンロードする必要があるため、現在のところパソコンのみにしか対応していない点に注意が必要です。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年1月8日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 127

blog

Google Chrome 127 の安定版が2024年7月17日にリリースされました。

Chrome 127 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更

CSS font-adjust

新しいCSSプロパティfont-size-adjust に対応するようになりました。(FireFoxでは先行して対応) これにより、フォントに依存せずに文字の大きさを整えることができます。

今までは、フォントによって指定したサイズが同じでも、見え方が異なっていました。これは、大文字を基準に大きさが決定されていたためです。

今回の変更により、文字の大きさの基準が小文字になるため、以前と異なり、どのフォントを使用しても、文字の大きさが変わらずに見ることができます。

この変更により、フォントごとに文字のサイズの見え方を気にせずに使用することができるようになります。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2024年8月14日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 123

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Google Chrome 123 の安定版が3月13日にリリースされました。

Chrome 123 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更点

句読点のスペース調整への対応

日本語、韓国語、中国語(CJK)の句読点や引用符、括弧等は全角文字と同じ送り幅を持ちます。しかし、これらの記号が行頭や行末に位置する場合や、記号が連続する場合、不自然な空白が発生してしまいます。
今回のリリースで追加されたtext-spacing-trimプロパティを使うことで、この不自然な空白を詰めることが可能となり、より自然な日本語の文章をブラウザ上に表示することができるようになります。
各ブラウザが日本語への対応が進んでおり、今回の変更もその一環であると考えられます。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 4月 10 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 120

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Firefox 120が 11月21日にリリースされました。

Firefox 120 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更点

トラッキングコードを除いたリンクコピー

サイトのURLをコピーする際に「サイト追跡を除いたリンクをコピー」する機能が追加されました。ユーザはURLによるトラッキングを防ぐことができます。WebClass ではトラッキングをしませんが、世の中の動きとしてサイト管理者はURLによるサイトトラッキングが難しくなる方向でブラウザが進化して行っています。

Javascript

Data.parse() の引数が新しいデータフォーマットに対応しました。これにより、ISO規格に非対応でも視覚的にわかりやすい表現も取り扱うことができ、コードの可読性が上がるのではないかと期待できます。以下にその一例を示します。

  • 01-12-1999 (月が先頭)
  • 1999-1-5 (1桁の日付)
  • 10000-01-12 (9999年以上)
  • DDMonYYYY
  • Mon.DD.YYYY

一方で、他のブラウザでは対応していないため、複数ブラウザでの運用を想定している場合はISO準拠の表現で実装することが推奨されます。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 12月 19 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 114

Firefox 114が 6月6日にリリースされました。

Firefox 114 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更点

2023年9月26日に102 ESRのサポートが終了

2023年7月4日にFirefox 115 ESRがリリース予定です。それに伴い、WebClassの推奨ブラウザとして設定されているFirefox 102 ESRのサポートが2023年9月26日に終了します。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 7月 4 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。