Firefox 119

Firefox 119が 10月24日にリリースされました。

Firefox 119 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更点

Firefox Viewで別ウィンドウのタブを確認できるように

今回のアップデートにより、Firefox Viewから現在開いている別ウィンドウのタブも確認できるようになりました。

これにより、次の画像のようにポップアップでWebClassが開いていることをポップアップ元のFirefox Viewで確認することができるようになります。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 11月 21 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 116

Firefox 116が 8月1日にリリースされました。

Firefox 116 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースには、WebClass に影響のある変更はありませんでした。

気になる変更点

Clipboard APIがPNG画像以外のコピーアンドペーストに対応

これまでのリリースではPNG画像のみ対応しており、PNG以外の画像はPNGに変換されてからペーストされていました。今回のリリースからはPNG以外の画像もそのままペーストされるようになります。また、画像以外のコピーアンドペーストにも対応しました。

詳しい内容は以下の記事で説明されています。

https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1699743

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 8月 29 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome113

Google Chrome 113 の安定版が5月2日にリリースされました。

Chrome 113 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-113/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

WebGPUが利用可能に

JavaScriptのWebGPU APIが利用可能になりました。これにより、ブラウザ上でのGPUを用いた2次元や3次元の画像のレンダリングがより高速になるだけでなく、機械学習を利用するWebアプリケーションの実装も可能となります。

詳しくは以下のリンクを参照してください。

https://developer.chrome.com/blog/webgpu-release/

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年5月30日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 111

Google Chrome 111 が3月1日にリリースされました。

Chrome 111 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-111/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

CSSで三角関数が利用可能に

CSSでsin、cos関数などの三角関数が利用可能になりました。これらの関数を利用してローディングアニメーションの実装や曲線状の要素の配置などを行うことができます。

具体的な実装例は以下のリンクから確認できます。

https://ics.media/entry/230126/

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年3月29日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 107

Google Chrome 107が 10月 25日にリリースされました。

Chrome 107 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-107/

Pickup for WebClass

User Agent削減プランの第5段階の実装

Chromeはこれまで、プライバシー保護を目的としてUser Agentの情報量を段階的に削減してきました。今回のリリースでは、デスクトップ用ChromeのUser Agentに含まれるユーザOSのバージョンが固定となるように変更されました。

詳細は以下のリンクから確認できます。

https://www.chromium.org/updates/ua-reduction/

ユーザのOSがWindows8.1の場合の、UAの変更前と変更後の例は以下の通りです(上記のリンクに記載されている例を引用)。

  • 変更前のUA。WindowsのNTバージョンが6.3と正しく表示されています。
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/93.0.0.0 Safari/537.36
  • 変更後のUA。WindowsのNTバージョンが、実際のバージョンにかかわらず10.0に固定となるように変更されました。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/93.0.0.0 Safari/537.36

ユーザのOSがMacの場合、Chrome90のリリース以降UAに含まれるOSのバージョンが10.15.7で固定されています。

Linux、Android、iOSは、今回の変更ではUAに含まれるOSのバージョンの固定は行われません。

現在、影響のあるWebClassの機能の調査中です。現時点では影響のある機能は確認されていません。

User Agent削減プランの第5段階のWebClassへの影響(2023/01/05 追記)

調査の結果、User Agentに含まれるOSのバージョンを利用しているWebClassの機能はありませんでした。よって、WebClassの挙動に影響はありません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 11月 29 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。