Chrome 111

Google Chrome 111 が3月1日にリリースされました。

Chrome 111 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-111/

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

CSSで三角関数が利用可能に

CSSでsin、cos関数などの三角関数が利用可能になりました。これらの関数を利用してローディングアニメーションの実装や曲線状の要素の配置などを行うことができます。

具体的な実装例は以下のリンクから確認できます。

https://ics.media/entry/230126/

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年3月29日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 107

Google Chrome 107が 10月 25日にリリースされました。

Chrome 107 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-107/

Pickup for WebClass

User Agent削減プランの第5段階の実装

Chromeはこれまで、プライバシー保護を目的としてUser Agentの情報量を段階的に削減してきました。今回のリリースでは、デスクトップ用ChromeのUser Agentに含まれるユーザOSのバージョンが固定となるように変更されました。

詳細は以下のリンクから確認できます。

https://www.chromium.org/updates/ua-reduction/

ユーザのOSがWindows8.1の場合の、UAの変更前と変更後の例は以下の通りです(上記のリンクに記載されている例を引用)。

  • 変更前のUA。WindowsのNTバージョンが6.3と正しく表示されています。
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/93.0.0.0 Safari/537.36
  • 変更後のUA。WindowsのNTバージョンが、実際のバージョンにかかわらず10.0に固定となるように変更されました。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/93.0.0.0 Safari/537.36

ユーザのOSがMacの場合、Chrome90のリリース以降UAに含まれるOSのバージョンが10.15.7で固定されています。

Linux、Android、iOSは、今回の変更ではUAに含まれるOSのバージョンの固定は行われません。

現在、影響のあるWebClassの機能の調査中です。現時点では影響のある機能は確認されていません。

User Agent削減プランの第5段階のWebClassへの影響(2023/01/05 追記)

調査の結果、User Agentに含まれるOSのバージョンを利用しているWebClassの機能はありませんでした。よって、WebClassの挙動に影響はありません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 11月 29 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 106

Google Chrome 106 が 9 月 27日にリリースされました。

Chrome 106 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-106/

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 10月 25 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 101

Firefox 101 が 5月31日にリリースされました。

Firefox 101 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは変更点が少なく、WebClass に影響ある箇所はありませんでした。

気になる変更点

WebDriver BiDiプロトコルにデフォルトで対応

今回のアップデートでWebDriver BiDiプロトコルにデフォルトで対応しました。これによりSeleniumなどを用いたE2Eテストを行う際、Webブラウザとテストクライアントの双方向の通信が可能になり、テストクライアントはWebブラウザのネットワーク通信状態などの取得が出来るようになりました。

詳細については以下のW3Cの公式ドキュメントやChromeの開発者による記事を参照してください。

WebDriver BiDi

WebDriver BiDi - The future of cross-browser automation - Chrome Developers

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 6月 28 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 100

Firefox 100 が 5月3日にリリースされました。

Firefox 100 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClass に影響ある箇所はありませんでした。

気になる変更点

PIPモードで表示した動画の字幕対応

今回のアップデートで、 ピクチャ・イン・ピクチャで表示しているYoutube、Prime Video Netflixの動画にも字幕を表示させる事が出来るようになりました。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 5月 31 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。