Chrome 103

Chrome 103 が 6 月 21 日にリリースされました。

Chrome 103 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/features#milestone%3D103

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-103/

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 8 月 2 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 102

Chrome 102 が 5 月 24 日にリリースされました。

Chrome 102 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

気になる変更点

気になる変更点を挙げます。

Sanitize API がデフォルトで有効に

HTML のタグを含んだ文字列を無害化するAPIがこれまで実験的に用意されていたのですが、Chrom 102 からデフォルトで有効になりました。

https://chromestatus.com/feature/5786893650231296

どのように使うかは、以下の記事に詳しく書いてあります。

https://web.dev/sanitizer/

ブラウザ対応状況がMozillaのページにまとめられているのですが、5月27日時点ではまだ更新されていないようです。

https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/HTML_Sanitizer_API

HTML は特にWebシステムの周辺でちょっとした文字の装飾をするのに便利です。ですが、スクリプトを埋め込むこともできるのでユーザの入力内容にHTMLを許可すると脆弱性になりました。特定のタグだけを許すなどの無害化も実際にやろうとするとなかなか実装が大変です。標準APIとして提供されるとありがたいので興味がありますが、まだ Safari や Firefox 等では提供されていなさそうです。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 6 月 21 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 101

Chrome 101 が 4 月 26 日にリリースされました。

Chrome 101 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

気になる変更点

気になる変更点を挙げます。

広告に関わる API の追加

今回のアップデートで、トライアルとして web 広告に関わる API がいくつか実装されました。その中には FLEDGE に関わる API もあり、セキュアでかつユーザの関心が高い広告をどう表示させるかという箇所に力が注がれているように感じました。

FLEDGE についての情報は以下が参考になります。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 5 月 24 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Google Chrome 100

Chrome 100 が 3 月 29 日にリリースされました。

Chrome 100 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 4 月 26 日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

こうして変更を追っていると、先進的で実験的な機能をどんどん追加する Chrome、全体を見据えたバランスを取ろうとする Firefox という印象を持ちます。Firefox ユーザーが減っているという話がありますが、寡占的な状況に陥らないよう応援したいところです。

Chrome 99

Chrome 99 が本日3月1日にリリースされます。

Chrome 99 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://www.chromestatus.com/features/schedule

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

気になる変更点

気になる変更点を挙げます。

CSSカスケードレイヤーの対応

@layer, @import を用いた CSS カスケードレイヤが使えるようになりました。この機能を使うことで、CSS ファイルを使った制御が簡単になり、開発しやすくなりました。Firefox 97 でも対応していましたが、今回 Chrome でも対応しました。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2022年3月29日に予定されています。次回にはとうとう Chrome 100 に到達しますね。

Chrome Platform Status

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。