Mac OS Ventura 13

Mac OS Ventura が 10月25日にリリースされました。Safariの更新を除いてWebClassへの影響はありません。

直近のSafariの更新については以下の記事をご確認ください。

https://webclass.jp/blog/2022/10/31/ipados-16-1-safari-16-1/

開発者向けリリースノート

https://developer.apple.com/documentation/macos-release-notes/macos-13-release-notes

機能紹介

https://www.apple.com/jp/macos/ventura/

気になった変更点

システム設定

「システム環境設定」の名称が「システム設定」に変更となり、iOSに近いレイアウトになりました。

システム設定

レイアウトが前バージョンと大きく異なるため、一通り項目を確認して慣れる必要があります。特に「プライバシーとセキュリティ」の項目について、ダウンロードしたアプリケーションの実行許可が必要な場合この画面に表示されるのですが

システム設定 - プライバシーとセキュリティ

スクロールしないと見えない位置に表示され、以前より見つかりづらくなっているため注意が必要です。

ステージマネージャ

新たなウィンドウ管理機能です。アクティブなウィンドウのみを表示し、それ以外をサムネイルとして一覧表示します。

ステージマネージャ

「Command」+「Tab」でのアクティブウィンドウ切り替えと比べて、画面がスッキリした印象を受けます。ただし、アクティブなウィンドウが存在する時はデスクトップアイコンが全て非表示となります。

画面サイズの小さい環境で作業する場合は重宝しそうです。

最後に その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

iPadOS 16.1 & Safari 16.1

iPadOS 16.1、Safari 16.1 が10月25日にリリースされました。

iPadOS 16.1 Release Notes

  • ユーザ向けリリースノート

https://www.apple.com/jp/ipados/ipados-16/

  • 開発者向けリリースノート

https://developer.apple.com/documentation/ios-ipados-release-notes/ipados-16-release-notes

Safari 16.1 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-16-release-notes

Safari の更新はCSSとフォームに関する修正が中心となっています。

Webプッシュ通知

https://developer.apple.com/documentation/usernotifications/sending_web_push_notifications_in_safari_and_other_browsers

長らく未サポートだったWebプッシュ通知がSafariでも利用できるようになりました。

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

最後に その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

iOS 16 & Safari 16

iOS 16、Safari 16 が9月13日(日本時間)にリリースされました。

iOS 16 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/ios-ipados-release-notes/ios-16-release-notes

Safari 16 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-16-release-notes

Safari 16から新たな認証機能として「Passkeys」が利用可能になります。

また、Safariでは未対応だったCSSプロパティのサポートや、フォームに関する不具合修正も多く含まれます。

パスキーの概要 - Apple Developer

https://developer.apple.com/jp/passkeys/

パスワードレス認証に対応したサーバに対して、指紋などの生体認証のみでログインが可能となります。まだ対応しているサービスは少ないですが、パスワードレス認証を加速させる要因となりそうです。

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

最後に その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

Mac OS monterey 12.0.1

Mac OS monterey が 10 月 25 日にリリースされました。
WebClass への影響は Safari を除いてありません。

最新版の Safari では、一部の pdf を資料取り込みをすると、教材が読み込まれない問題が生じています(Blog:Safari15)。現在調査中で、詳細が分かり次第、webclass.jp で safari 15 のブラウザリリース報告をさせていただきます。

Release notes

リリースノートは以下に記載されています。

https://developer.apple.com/documentation/macos-release-notes/macos-12_0_1-release-notes

機能の追加に関しては、以下に記載されています。

https://www.apple.com/macos/monterey/features/

気になった変更点

プロキシ自動設定ファイル での HTTP 廃止

セキュリティの観点より、HTTP から HTTPS への移行が進んでいます。ブラウザでも、HTTPS をデフォルトとして扱うアプリケーションが増えています。その流れを汲み、プロキシ自動設定ファイルでも HTTP を廃止し、HTTPS のみを扱うように変更されました。

今後について

現在、monterey の 12.1 の Beta 版が公開されています。

リリースノートは以下の通りです。

ple.com/documentation/macos-release-notes/macos-12_1-release-notes

変更がまだ加わる可能性がありますが、正式版がリリースされ次第、また確認します。

Windows 11

Windows 11 が10月にリリースされました。
WebClassへの影響に関する調査結果としては、WebClassの推奨ブラウザであるMicrosoft Edge, Google Chrome, FireFoxに関して、Windows 11 でもインストール可能であり、大きな変更もありませんでした。
また、WebClassの基本的な操作や表示についても問題はありませんでした。
そのため、Windows 11 へのアップグレード後もこれまで通りWebClassを使用することできます。

Release notes

更新履歴は以下です
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/windows-11-%E6%9B%B4%E6%96%B0%E5%B1%A5%E6%AD%B4-a19cd327-b57f-44b9-84e0-26ced7109ba9

新機能については以下のページで紹介されています
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/whats-new/windows-11-whats-new

システム要件は以下です
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/whats-new/windows-11-requirements

気になった変更点

WebClassへの直接の影響は無いですが、いくつか気になった変更点を説明します。

Internet Explorerの廃止

Windows 11 では、 Internet Explorer 11は標準でインストールされておらず、新たにインストールすることも出来ませんでした。

TPM 2.0が必須になった

Windows 11のシステム要件として、 PCが TPM 2.0 に対応していることが新たに追加されました。また、TPM 2.0 に対応していてもそれを有効にする設定になっていないとWindows 11へアップグレードすることはできません。

お使いのPCがWindow 11 のシステム要件を満たすかどうかをチェックするアプリが以下のページからダウンロード可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11#pchealthcheck

以下のページでは、TPM 2.0 を有効にする方法について説明されています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/pc-%E3%81%A7-tpm-2-0-%E3%82%92%E6%9C%89%E5%8A%B9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B-1fd5a332-360d-4f46-a1e7-ae6b0c90645c

エクスプローラーのホームタブがシンプルになった

エクスプローラーにて、ファイルを扱う基本操作を行う「ホーム」タブがシンプルになりました。
よく使われる操作のみが常時表示されており、Windows 10 と比べて、文字での説明もほとんどなくなっています。

Windows 11
WIndows 11のエクスプローラー

Windows 10
Windows 10 のエクスプローラー

デフォルトブラウザの変更方法が複雑になった

Windows 11では、デフォルトのブラウザを変更する場合、「設定」→「アプリ」→「規定のアプリ」と選択し、さらにファイル形式(HTM, HTMLなど)や通信プロトコル(HTTP, HTTPSなど)に対して1つずつデフォルトのブラウザを選択していく必要があります。
Windows 10 では、「Webブラウザー」という項目で一括で設定することができました。

Windows 11 のデフォルトブラウザの設定画面
デフォルトのブラウザ設定

まとめ

Windows 11の変更点に関して、WebClassへの直接の影響は無いですが、
人によっては、アップグレード前にTPM 2.0の有効化が必要であったり、アップグレード後のデフォルトブラウザの変更方法が変わっているため注意が必要となっています。