Firefox 105

Firefox 105.0が、2022年9月20日にリリースされました。

Firefox 105.0 Release Notes

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://www.mozilla.org/en-US/firefox/105.0/releasenotes/

https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Firefox/Releases/105

Firefox105より、印刷オプションとして現在ページだけを印刷することが可能になりました。

これにより、ブラウザ画面で見えている範囲のみの印刷ができるようになりました。

またWindowsのタッチジェスチャーが拡充され、2本指でスワイプすると戻る・進むが可能になりました。

Pickup for WebClass

Windows版FirefoxにてWebClass利用中に、タッチジェスチャーを利用した際の影響については現在調査中です。

CSSの解釈の変更により、SVG定義やiframeの設定がOSやブラウザの設定よりも、要素ごとにコードで指定した値を優先するようになります。特に、color-schemeprefers-color-sheme でコンテンツごとに設定した値を優先するようになります。この属性は、コンテンツの色を指定するため、該当のコードが使用されているコンテンツは、今までと色が違って見える可能性があります。

しかしWebClassの動作に関わるコードではないため、今までと変わりなくWebclassの機能は利用できます。

今後のFirefoxリリースについて

次回のリリースは2022年10月18日を予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

iOS 16 & Safari 16

iOS 16、Safari 16 が9月13日(日本時間)にリリースされました。

iOS 16 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/ios-ipados-release-notes/ios-16-release-notes

Safari 16 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-16-release-notes

Safari 16から新たな認証機能として「Passkeys」が利用可能になります。

また、Safariでは未対応だったCSSプロパティのサポートや、フォームに関する不具合修正も多く含まれます。

パスキーの概要 - Apple Developer

https://developer.apple.com/jp/passkeys/

パスワードレス認証に対応したサーバに対して、指紋などの生体認証のみでログインが可能となります。まだ対応しているサービスは少ないですが、パスワードレス認証を加速させる要因となりそうです。

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

最後に その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

Safari 15.5, 15.6

Safari 15.5, safari 15.6 が更新されていました。

15.5, 15.6 ともにセキュリティ周りの修正や、CSS の不具合の修正が中心となっています。

WebClassに関係のある変更

WebCalss に影響のある変更はありませんでした。

今月中旬に ios 16 がリリースされるため、例年通りであれば同時期に safari 16 もリリースされると予想しています。リリースノートが更新され次第、確認する予定です。

最後に その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

Chrome 105

Chrome 105 が 8 月 30 日にリリースされました。

Chrome 105 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-105/

https://chromestatus.com/features#milestone%3D105

Pickup for WebClass

WebClass に影響ある変更はありませんでした。

気になる変更点

気になる変更点を挙げます。

CSS Container Query

CSS Container Query に対応しました。

https://developer.chrome.com/blog/has-with-cq-m105/

レスポンシブデザインを実現するために @media を使いますが、コンテナクエリーを使うことで親要素のサイズを参照することが出来ます。ただし、まだChromeとSafari Technology preview だけしか対応していないようです。

https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/CSS/CSS_Container_Queries

Sanitize API

Chrome 102 のリリースノートでも案内があったのですが、Sanitize API が Stable として取り込まれたようです。102で入ったと思ったのですが、まだ段階が1つ違っていたのでしょうか。

https://webclass.jp/blog/2022/05/27/chrome-102-release-note/

ブラウザ対応状況をMozillaのページでみると、Chrome は 105 からの対応となっていますが、Safari と Firefox は未対応のようです。

https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/HTML_Sanitizer_API

そういえば、どんどんシェアを落としている Firefox 大丈夫ですかね。こういう資料のサイトも便利で頑張ってほしいですが。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは 2022 年 9 月 27 日に予定されています。

https://developer.chrome.com/blog/deps-rems-106/

Chrome 106 では Cookie の domain attribute では non-ASCII 文字を受け付けなくなるようです。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 104

Firefox 104 が 8月23日にリリースされました。

Firefox 103 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

WebClass に関係する変更はありませんでした。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 9月 20 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。