Google Chrome 119

Google Chrome 119 が10月25日にリリースされました。

Chrome 119 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-119

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

Cookie Expires/Max-Age attribute upper limit for prior storage

Chrome104で新しく作成されるCookieの有効期限の上限値が400日になりましたが、今回の変更で既に保存されているCookieに対しても、400日を超えるものには自動で400日に変更されるようになりました。WebClassでは400日以上の有効期限のCookieを設定しないため、この変更は影響がありません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年11月29日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Safari 17.1

Safari 17.1 が10月25日にリリースされました。

Safari 17.1 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-17_1-release-notes

セキュリティアップデート情報

https://support.apple.com/ja-jp/HT213986

今回の更新はセキュリティアップデートと不具合の修正が中心となっています。

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

不具合

Safari17.1より、以下の不具合が発生することを確認しています。

  • 画面遷移時、本来新規ウィンドウを開いて遷移する画面について、同じ画面で遷移してしまう。

WebClassで新規ウィンドウを表示する画面のうち、以下のケースで発生します。

  • PDFファイルを取り込んだテスト教材や資料教材を実行し、「表示に問題があるときは別ウィンドウで開いてください。」から、新規画面で開く
  • デフォルト表示形式を”新規画面”に設定したLTIツールを実行する

対策

最新のChrome, Firefoxでは同様の不具合は発生しないため、対象の画面表示に不具合がある場合はこちらのブラウザをご利用ください。

今後のSafari アップデートで修正されない場合、WebClassへ修正を行います。

追記 (2023/12/25)

こちらの不具合は、2023/12/19にリリースされたSafari 17.2.1で解消されました。

最後に

その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。

Firefox 119

Firefox 119が 10月24日にリリースされました。

Firefox 119 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響はありません。

気になる変更点

Firefox Viewで別ウィンドウのタブを確認できるように

今回のアップデートにより、Firefox Viewから現在開いている別ウィンドウのタブも確認できるようになりました。

これにより、次の画像のようにポップアップでWebClassが開いていることをポップアップ元のFirefox Viewで確認することができるようになります。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 11月 21 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Google Chrome 118

Google Chrome 118 の安定版が10月10日にリリースされました。

Chrome 118 Release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

今回の変更の中に、WebClassに影響があるものはありませんでした。

気になる変更点

今回の修正は内部に関する修正が多くなりました。

cssスタイルを定めるときにセレクタの適応範囲を決めることのできる@scopeがアットルールとして追加されました。@scopeを用いることで簡単なcssを要素セレクタに適応させることを、他の階層の異なる要素に干渉しないで行うことができるようになりました。現在はChromeのみの実装に見受けられますがSafariや他のWeb開発者では実装に積極的であり、全てのWebブラウザで利用できることが待ち遠しいです。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2023年10月31日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Safari 17

Safari 17 が9月26日にリリースされました。MacOS Sonoma, Ventura, Montereyでダウンロード可能です。

Safari 17 Release Notes

https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-17-release-notes

セキュリティアップデート情報

https://support.apple.com/ja-jp/HT213941

WebClassに関係のある変更

WebClass に影響のある変更はありませんでした。

気になる変更点

プロファイル

Chromeではプロフィールを設定することにより、アカウントごとにブックマーク、履歴、パスワードなどを別々に管理することができますが、Safariでも同様の機能として”プロファイル”を設定できるようになりました。

設定手順

https://support.apple.com/ja-jp/guide/safari/ibrwf3a9e7d6/mac

設定をすると、ウィンドウをどのプロファイルで開いているか、表示されるようになります。

最後に

その他ブラウザのリリース情報はこちらにまとめています。