こんにちは。福岡です。
CentOS 8 が 9月25日にリリースされました。
WebClass を動かせそうか簡単にみてみましたが、もうしばらくかかりそうです。
主なパッケージ構成
- Linux 4.18
- systemd 239
- Apache 2.4
- PHP 7.2
- PostgreSQL 10.6
CentOS7 からバージョンが上がっていますが、大きな変更があるわけではないです。
RHEL7では optional-rpms と extra-rpms のリポジトリ追加が必要で、さらにEPELを加えています。
RHEL8 のオプションリポジトリの構成までは確認できていないのですが、だいたい同じような感じだろうと考えています。
EPEL
EPEL は Fedora プロジェクトが提供している、Enterprise Linux 向けの拡張パッケージリポジトリです。
https://fedoraproject.org/wiki/EPEL?rd=EPEL/en
ですが、EPEL は ver.8 のパッケージがまだ揃っていないようです。v7のリポジトリと見比べても、現時点では明らかにパッケージ数が少ないです。後から足されるのか、それともパッケージが整理されたのでしょうか?
例えば n で始まるパッケージの比較
- 7
- 8
今日の時点で、例えば nkf が v8 にはないです。そんな感じで WebClass で使いたいパッケージがないため、いつもの手続きでは構築できていません。少し様子を見ます。
PHP 7.2 への対応
WebClass は現在、PHP 7.0 まで対応させています。PHP 7.2 ではまだテストできていませんが、先に Debian 10 の PHP 7.3 でテストしたときにはいくつか問題が見つかっています。
Debian 10 への対応で一緒に直していく予定です。
PostgreSQL 10 への対応
こちらもまだテストしていませんが、Debian 10 の PostgreSQL 11.5 で動かした感じでは、だいたい動いていました。検証していきますが、今の実装はすぐに対応できると考えています。
9 系くらいになって、PostgreSQL にもだんだん機能が拡張されていっています。RHEL8 は関係ありませんが、最近興味があるのはロジカルレプリケーション機能とテーブルのパーティション機能です。
- v10 High availability
- v10 Logical Replication
- v10 Partitioning
画面上に表示させる結果には何も変わりませんが、その裏側の設計としてデータや運用規模が大きくなってくるのに対して、試してみたら面白そうだなと思っています。