Google Chrome でのPDFプレビュー

こんにちは。福岡です。

WebClass の資料教材やテスト教材にPDFファイルを取り込んでいるとき、Google Chrome で表示すると認証ダイアログが表示されるようです。

ChromeでPDFファイルをプレビューした時の認証ダイアログ

この認証ダイアログは「Chancel」で閉じてください。掲載したPDFファイルを見ることはできるはずです。

この問題は、Chromiumに報告されている以下の問題が関係しているとみています。
https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=961617#c32

ChromeのPDFプレビューソフトが、フレーム内で動作しているときには一部のPDFデータリクエストでうまくCookieを送ってくれないようです。「一部」というのは、PDFの全データをダウンロードする前にPDFのサイズ等の情報を取得するための事前のやりとりです。このやりとりは、特にサイズの大きなPDFファイルの情報を早めに得るために有効なものですが、PDFの中身のデータのやり取りではありません。

2020/11/4

Chromium の方でなかなか直してもらえそうにないので、v11.9.1 で WebClass で対策しました。https://webclass.jp/download/v11-9-1

WebClass がWebベースのPDFビューアを使って表示するようになります。

Firefox 79

Firefox Desktop Browser 79 が7月28日にリリースされました。

Relase notes

Firefox 79 release notes

Firefox 79 release notes for developers

Site compatibility

Pickup for WebClass

<a> <area> タグで target="_black" を指定している場合、 rel="noopener" を指定した時と同様の挙動をするようになった

参照: 「Firefox 79」からtarget=“_blank”なリンクの挙動が変更、より安全な仕様に

今後の Firefox のリリースについて

Firefox Release Calendar

Chrome 84

Chrome 84 が7月14日にリリースされました。

Chrome 84 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://www.chromestatus.com/features/schedule

今回の変更点のうち WebClass に関係があるものは以下の通りです。

Pickup for WebClass

TLS 1.0, 1.1 でページを開くと警告が表示されるよう変更

Firefox に続き、Chrome でもTLS 1.0 と TLS 1.1 を利用時に警告が表示されるようになりました。

https ページ内で http を利用したダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう変更

Chrome では、http のブロックを進めています。その一環として、今回 https ページであっても http リソースをダウンロードを行っていた場合、警告を表示させるよう修正されました。

WebClass では https ページ内で http リソースをダウンロードすることはないため、問題ありません。

今後の Chrome のリリースについて

次回は 8/25 のリリース予定です。
https://www.chromestatus.com/features/schedule
その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。
https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases

アップロードするファイルの事前チェックと、Chrome+Android+GoogleDrive の問題

こんにちは。福岡です。

ファイルをアップロードする時、制限されているファイルをアップロードしようとするのはシステムとして負荷もかかるので、できる限り「正しく」使って欲しいところです。一方で、「正しい」とはどんな条件をいうのかユーザが必ずしも認識できていないことはあり得るし、細かく注意書きを書けば書くほど読まれなくなります。そこで、Javascriptを使ってアップロードする前にファイルを検査する方法を探っています。

これは、今日では Javascript から Fie API を使って簡単にできるようになっています。制限サイズを超えていないか、拡張子のレベルで形式が合っているか、くらいはすぐにできます。

例えば以下の資料があります。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/File/Using_files_from_web_applications

WebClassでも、レポートファイルのアップロードでこれらを使ったチェックをやろうと思ったのがv11.8.2でした。が、問題が見つかって急遽キャンセルしたのがv11.8.2−2でした。

ほとんどの環境で動作していたのですが、Chrome + Android の環境で、Google Drive のファイルを指定してアップロードしようとする際に問題がありました。なぜか、アップロード前にJavascriptでファイルのチェックをすると、アップロードができなくなってしまいます。最近は学生もクラウドドライブ経由でレポート提出することも多いので、余計な混乱の元になりそうだったために元に戻してあります。

この問題は Chromium に報告してあり、現在、再現可能な問題として認識され、より詳細な調査をしよう、というステータスです。

https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=1102021

早く治るといいなぁ。

2020年夏のリリース予定

こんにちは。福岡です

夏のWebClassの定期リリースは、もともと7月末の予定でしたが、1ヶ月送らせて8月末を目指しています。現時点のものよりもう少し作り込んでからのリリースの方がいいと判断しました。

これから期末試験や成績集計の期間が始まってくる一方で、学校によってはスタートを遅らせていたためにスケジュールが後ろにずれてきて夏季休業期間が短くなるところもあると思います。なんとか、できる限り混乱なくアップデートでき、かつ後期はより運用しやすくなるよう調整したいと思います。

弊社では7月に入ってから、3密を避けて在宅勤務と時差出勤とに切り替えています。