Chrome 133

Google Chrome 133 の安定版が1月29日にリリースされました。

Chrome 133 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/chrome-133-beta?hl=ja

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

CSSのattr()関数がcontentプロパティ以外でも使用可能に

これまで、contentプロパティのみで使用可能だったattr()関数が、全てのCSSプロパティで使用可能になりました。

attr()関数を利用することで、HTMLに記述した属性値をCSSで使用できるようになります。

<style>
  div {
     background-color: attr(data-foo type(<color>), red);
  }
</style>
<div data-foo="blue">test</div>

上記のコードだと、div要素にスタイルされているにdata-foo属性をにパースして、CSSで使用しています。

JavascriptでしかできなかったことがCSSでできるようになります。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年2月26日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 132

Google Chrome 132 の安定版が1月14日にリリースされました。

Chrome 132 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/release-notes/132?hl=ja

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

File System Access API

File System Access API によって、これまでネイティブアプリ上でしか行えなかったファイルを直接扱うという操作を Web アプリでも行えるようになります。

これまでは、ブラウザ上でローカルファイルを編集する場合、毎回ユーザーにファイルを選択してアップロードしてもらう必要がありました。編集完了後も「ダウンロード」扱いで別ファイルとして保存されるため、元のファイルを書き換えることができませんでした。ですが、File System Access APIによって、一度ユーザが編集したいファイルを選択すれば、そのファイルをWebアプリ上で直接開いて操作し、上書き保存できるようになります。さらに、もう一度編集したい時は「最近開いたファイル」からすぐに開くことができるので、操作が簡略化されます。

つまり、ドキュメントや画像を編集するようなWebアプリが、ペイントやメモ帳、Wordに近い使用感で使えるようになるということです。ユーザ体験を大きく変える機能なので、なかなか面白いと感じました。

現在、ブラウザごとに機能の対応状況にはばらつきがあるようです。

詳しくは以下のドキュメントをご覧ください。

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/File_System_API#%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%BA%92%E6%8F%9B%E6%80%A7

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年2月4日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 131

Google Chrome 131 の安定版が11月6日にリリースされました。

Chrome 131 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/chrome-131-beta

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

Summarizer API と Translator API

GoogleのLLMを活用したAPIがChrome129に続き追加されました。これらのAPIはローカルにダウンロードされたモデルを使用して、ページの要約や翻訳などの機能を提供します。開発者は、独自のLLMを用意する必要がなく、簡単に高性能なLLMを使ったwebサービスを提供できるようになります。一方で、ローカルにモデルをダウンロードする必要があるため、現在のところパソコンのみにしか対応していない点に注意が必要です。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年1月8日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 130

Google Chrome 130の安定版が 10月9日にリリースされました。

Chrome 130 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-130

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2024年11月6日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 129

Google Chrome 129 の安定版が9月11日にリリースされました。

Chrome 129 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-129

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

Writer API と Rewriter API

AIを活用してコンテンツを作成しやすくなるようなAPIが増えてきました。これらのAPIは組み込みなのでローカルで処理することによる機密性の向上や実装の簡易化が期待できるので、今後LLMを独自に用意しなくてもさまざまなサイトで使用されるようになるかもしれません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2024年10月9日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。