OS リリースの状況です。
Server OS Lifecycle
Debian
Debian は2年の周期でメジャーバージョンが上がります。メジャーバージョンが1つ古くなってから1年は通常のサポートに含まれます。つまり、メジャーバージョンがリリースされてからだいたい3年のサポート期間があります。
その後は LTS (Long term support) が2年カバーします。
つまり、リリースされてから最長で5年程度のサポート期間があります。
Debian は apt システムによりメジャーバージョンのアップグレードが可能です。入れ直しを必要としないので、あまりLTSをあてにしすぎずにアップデートしていくことを考えています。
いずれにせよ、WebClass は LTS の切れたバージョンはサポート外としています。
- Debian 11
- 2021年8月リリースで 2026年ころまで
- Debian 10
- 2019年7月リリースで 2024年6月末まで
- Debian 9
- 2017年7月リリースで2022年6月末まで
RHEL
RHEL のバージョンとサポート状況。
いろいろフェーズがありますが、WebClass がサポートを続けるのは Maintenance Support 2 までです。この後のEnd of Extended Life-cycle Support フェーズは、RHELのサポートサイト上でドキュメント等は残っていますが、セキュリティ修正も提供されないフェーズです。
メジャーバージョンのサポート期間は10年あります。これだけの期間があると、その間に各種ソフトウェアの発展が起こり得ます。そのため、最近はメジャーバージョンを上げるときには Debian と比べて積極的なパッケージの入れ替えがあり、古いツールは新しいツールに置き換えられる印象です。EPEL が新旧のパッケージを補ってくれます。
なお、RHEL はインストールしたOSのメジャーバージョンをアップデートするコマンドは用意されていません。ライセンスを取得し直した上でインストールし直しになります。
- RHEL8
- May 2019 release, End of MS2 at May 2029
- RHEL7
- Jun 2014 relase, End of MS2 at Jun 2024
- RHEL6
- Nov 2010 relase, End of MS2 at Nov 2020