PhpStorm で Update Project 時に Merge するか Rebase するか

以下の説明は、PhpStorm に限らず、JetBrains の IDE なら同様のはずです。

PhpStorm で Git プロジェクトを扱っていると、リモートの変更を取得するために、Update Project ボタンを押しますよね。以下のように、Merge incoming changes into the current branchRebase the current branch on top of incoming changes のどちらかを選択しなければなりませんが、意味を知った上で選んでいますか?

Update Project

CLI から Git を使わず、IDE からのみ Git を操作していると、Rebase を知らない人もいるかもしれません。そういった初心者向けに説明します。

前提

コミットログが以下のような状態になっているとします。

ローカル master で一つコミット(一番上)したタイミングです。origin/master からはコミット一つ分進んでいます。

変更を Push する前に、Update Project したい。しかし実は、別の開発者が一つコミットをリモートに Push 済みだったとします。

Update Project 時に Merge ... を選んだ場合

Update Project 時に Merge ... を選んで OK を押しました。コミットツリーは以下のようになります。

Merge

別開発者が行ったリモートのコミットが最後にマージされ、マージコミットが作成されています。

Update Project 時に Rebase ... を選んだ場合

Update Project 時に Rebase ... を選んで OK を押しました。コミットツリーは以下のようになります。

Rebase

自分が最後に行ったコミットが一番後ろに付け足される形になりました。この時、マージコミットは作成されません。Rebase の方がコミットログがシンプルになることが分かると思います。

Merge と Rebase どちらを選ぶか?

コミットログのシンプルさが保たれるのは Rebase です。基本的に Rebase を選んでいいと思っています。

ただ、上記で説明した違いについては知っておくべきです。何か起こった時に対処するには、コミットログから過去を正確に知る必要があります。また、Git 自体の理解も重要です。全ての Git 操作を PhpStorm 上から行うことはできません。特にこの記事に書いてあることを知らなかった方は git rebase コマンドについて知らないことが多いかと思われます。よく使うことになるはずですので、是非調べてみてください。

Firefox 84

Firefox Desktop Browser 84 が12月15日にリリースされました。

Release notes

Firefox 84 release notes

Firefox 84 release notes for developers

Pickup for WebClass

Apple M1 チップ搭載マシン サポートの強化

ネイティブビルド版が配布され、対象マシンでのパフォーマンスがアップするようです。対象マシンで利用するには、ブラウザ再起動が必要とのこと。

Adobe Flash のサポートが次のバージョンで終了

Firefox 84 が Flash をサポートする最後のバージョンになります。

今後の Firefox のリリースについて

次回のリリースは2021年1月26日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Microsoft Edge 87

Microsoft Edge Stable 87 が11月19日にリリースされました。

Release notes

https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-relnote-stable-channel#バージョン-87066441-11-月-19-日

Pickup for WebClass

WebClass の機能に関わる変更はありません

Others

Internet Explorer で互換性のないサイトを Microsoft Edge にリダイレクトされるように変更

Microsoft Edge 87 から、Internet Explorer で互換性のないサイトを開くと自動的に Microsoft Edge にリダイレクトされるようになりました。互換性のないサイト一覧を Microsoft 自身が管理しており、申請することで登録可能なようです。

今後の Edge のリリースについて

次回のリリースは来年の1月21日の週に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

いろんなサービスの稼働状況・障害状況

こんにちは。福岡です

今日ではいろんなクラウドサービスが利用されており、いつも当たり前のように使っているところで突然サービスが止まってしまったりすると、仕事が進められなくて困ったりします。もしくは、動きが変わってしまうこともあります。

WebClass を利用いただいている学校では WebClass もそうですが、実際にはブラウザのアップデートやインターネット回線、遠隔会議システムなど組み合わさって利用されていると思います。

ブラウザのリリース情報とWebClassの対応については こちら で案内しています。

ここでは、他にいくつか、組み合わせて使っていらっしゃると考えられるクラウドサービスの稼働状況を確認できるサイトを列挙しました。

Zoom

Cisco Webex

Microsoft Office 365

Google

こうしたサービス稼働状況はずっと見ていられるわけではないですし、リリースノートも毎回細かく見ていくのはかなり大変です。ですが「あれ?」と思ったときに、こちらのサービス状況を見ると問題切り分けの助けになることもあると思います。

Chrome 87

こんにちは。福岡です。

Chrome for Desktop 87 が 11月17日にリリースされています。このChromiumエンジンベースの Microsoft Edge 87 も今週中にリリースされる予定です。

Chrome 87 Release note

Chrome 87 に関する情報は以下です。こちらに、主な変更点の情報へのリンクがあります。

https://developers.google.com/web/updates/tags/chrome87

JavaScript の言語レベルの変更はこちらにも情報があります。

https://v8.dev/blog/v8-release-87

CSS/JS の Chrome Platform の更新はこちらです。

https://www.chromestatus.com/features#milestone%3D87

Pickup for webclass

Release Note から辿った情報で、WebClassを利用するにあたって特に気になる変更はありません。

Others

Flash のサポート終了について

Adobe は12月末を持って Flash のサポートを打ち切ります。

これに合わせて各ブラウザも動いています。

Safari 14 はすでにFlashの機能を削除しています。

Chrome は次のリリースの v88 で完全削除される予定です。

今後のリリース

Chrome 88 のリリースは 1/19 の予定です。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

https://webclass.jp/documents/system-admin/browser-releases