WebClass 開発チームの雰囲気

こんにちは、福岡です。

ここ数年は、フリーランスエンジニアが開発にフルリモートで加わったり、退職したエンジニアがいたり、学生アルバイトスタッフも出入りがあったりと体制が変化していました。そうこうして忙しくしていて、しばらくこのブログはブラウザリリースのチェック記事しかだせていませんでした。

改めて学生アルバイトの募集をかけたりするなかで、改めて私達はどんなチームで、どんな雰囲気を共有できる人に来てほしいのかを整理する必要を再認識しています。

一応、こういうページでいろいろと書いていますが

我ながら文書が長い。。。

4月にはアルバイトスタッフの発案で説明回を開催して、合計14人の学生が参加してくれました。ここでは学生アルバイトスタッフが説明などもしてくれました。勉強会もしたいと声を上げてくれています。この勢いでいろいろとチャレンジしたいと思います。

2004−7年頃、WebClass を社長の平1人では開発しきれなくてアルバイトを募集し始めた頃、平があちこち営業に飛び回って一方、学生アルバイトが事務所として借りていたマンションの一室に集まって開発についてあーだこーだ言いながらいろんなことを試して開発の仕組みを整えてきました。ほとんど何も整備されていませんでしたが、無いということはむしろ何でも自分たちの手で作れるということでした。それを楽しんでいたので、何冊も本を読むのも何の苦でもなく、知るほどにすぐ試したくてわくわくしていました。

昔話ではありますが、こういう雰囲気がこのチームの文化の原点だと思っています。そこに向かっていきたいと思います。

Chrome 135

Google Chrome 135 の安定版が4月1日にリリースされました。

Chrome 135 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

NavigateEvent sourceElementの追加

要素(リンクのクリックやフォームの送信など)によってナビゲーションが開始されると、NavigateEvent の sourceElement プロパティは開始要素を返します。

このプロパティの追加によって、ナビゲーションイベントを開始した要素がどれかを簡単に特定できるようになります。バグの原因特定などをより早くできるようになるかもしれません。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年4月29日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 137

Firefox 137 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

Firefox NightlyでTemporal APIがデフォルトで有効になりました

これまでJavaScriptでは Date オブジェクトを使って日付や時刻を扱ってきましたが、このオブジェクトには設計上の欠陥など問題がありました。特にタイムゾーンの扱いが不十分で、ローカルタイムとUTCしかサポートされないなど、柔軟な時間操作には不向きな場面も多くありました。

次世代の日時APIである Temporal API は、

  • 柔軟で正確な日付・時間の計算機能
  • 明確で誤解の少ない構文
  • 複数のタイムゾーンやカレンダー(和暦など)のサポート

など、豊富な機能を持つ、強力なAPIです。近い将来、標準化されると思われるので、他のブラウザも含め、今後の動向に注目したいです。

参考:https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Temporal

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 4月29日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Chrome 134

Google Chrome 134 の安定版が2月26日にリリースされました。

Chrome 134 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

https://chromestatus.com/roadmap

Pickup for WebClass

今回のリリースで、WebClassの機能に影響を与える変更点はありませんでした。

気になる変更点

ダイアログに簡易非表示機能(ライトディスミス)を追加

Popover APIの便利な機能である簡易非表示機能がダイアログに追加されました。これによりダイアログ上にクリックハンドラーを設定して、複雑なロジックを組む必要がなくなりました。

dialogタグに新しく導入される closedby 属性で、ダイアログの閉じ方を制御できるようになります。

closedby 属性の使い方:

  • dialog closedby=none
    • ユーザーによるダイアログの閉鎖を完全に無効化します。
  • dialog closedby=closerequest
    • ユーザーが ESC キー等を押すとダイアログが閉じます。
  • dialog closedby=any

    ユーザーがダイアログの外側をクリックする、または ESC キー等を押すことで閉じられます。

下記URLは実装となります。

https://codepen.io/ykglllma-the-typescripter/pen/dPyqrPE

FirefoxやSafariでは検討中で、特にSafariはサポートを予定しているようです。

今後の Chrome リリースについて

次回のリリースは2025年4月1日に予定されています。

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。

Firefox 135

Firefox 135 release note

以下のリンクに主な変更点の情報が記載されています。

Pickup for WebClass

今回のリリースでは、WebClassに影響のある変更はありませんでした

気になる変更点

HTTP/3 のポスト量子鍵交換メカニズム (mlkem768x25519) のサポートが追加されました。

研究されている量子コンピュータの実用化に向けて環境が整えられているようです。セキュリティに関しては既存のものが実用にたえなくなることが予想されていたので、こういった取り組みが進むと量子コンピュータの実用化がまた一歩近くなったような気がします。

今後の Firefox リリースについて

次回のリリースは 3 月 4 日に予定されています。

Firefox Release Calendar

その他ブラウザのリリースはこちらにまとめています。